ジムネコさん

ジムネコさんが綴るジム日記

アンチドーピング講習会レポート

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メンズフィジークに出場する為に必須となっている、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)が主催するアンチドーピング講習会に参加してきました。

今回はその様子をジムネコさんが紹介してくれます。

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日本にフィットネス団体はいくつかありますが、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)の規定に沿ったドーピング検査を行っているのはJBBFだけです。

 

他団体もアンチドーピングを謳ってはいますが、実際にドーピング検査をしていなかったりします。

検査はJBBFが行うのではなく、JADA(日本アンチ・ドーピング機構)から職員が大会に派遣されて来て、そのサポートをJBBFが行うという形だそうです。

 

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受付のお兄ちゃんが参加者の誰よりもデカかった。

 

今回はアンチドーピング講習会の後にフィジーク参加の為の個人登録講習会もあり、2冊テキストを頂きました。

また試供品としてHプラスBサイエンスさんのマルトデキストリン300g(アスリート専用粉飴という仰々しい名前が!)を1袋と、小分けのマルトデキストリンのジェル20g×2袋と40g×2袋も頂きました。

 

普段はマイプロテインで購入したものを使っているので、思わぬ在庫増に笑みがこぼれます。

 

1時間20分程かけて何故JBBFはアンチドーピングを掲げているのか、ドーピングとは?から始まり、どういった事がアンチ・ドーピングの規則違反になるかなど、実例を踏まえて説明をして頂きました。

 

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WADAによる2014年のスポーツにおける禁止薬物違反者数は1693人だそうで。

競技としては陸上やボディビルなどドーピングが明らかに効果が出やすい種目、筋肉増強剤の使用が適した種目が上位に位置していました。

競技によっては興奮剤や集中力を高める薬などでの違反が多い競技も。

 

アンチ・ドーピングには10の規則違反があります。

禁止薬物を使用する、所持している、は当たり前ですが

ドーピング検査を拒否または避けることも規則違反にあたり、拒否すればそれだけでアンチ・ドーピング規則に反し、違反となるそうです。

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中東の選手は逃げ回る傾向が強いらしく、マッチョマンが床に寝そべり「オレは一歩も動かないぜ!」となるケースも多々あるとか。

あとはチームぐるみで検査を妨害してくるなどがあるとのこと。

拒否するってことはもう真っ黒という証拠ですけどね・・・

 

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日本でも少し前に某競技で優勝した選手のドリンクに禁止薬物を入れて除名処分を喰らった選手がいました。もちろん入れた選手が一番悪いのですが、入れられた方もドリンクの管理が悪かったと見なされるそうです。

禁止薬物を入れられた選手にもちろん罰則はありませんが、優勝は取り消されたとのこと・・・う~ん、、、

 

海外での試合などでは、その辺に物凄い注意を払っているらしく、ドリンクを飲みきらない場合は一口飲んだだけでもすぐに捨ててしまうのだそうです。

目を離すと何をされるか分かったもんじゃないらしい・・・

カイガイコワイ(´・ω・`)

 

何が禁止薬物にあたるのかは毎年1月1日に更新されていくらしく、かなり昔はカフェインもダメだったそうです。カフェインには筋力、筋持久力を高める効果が確認されており、今やサプリとしても有名になってますね。

 

サプリを摂る事が当たり前になっている昨今ですが、海外製のサプリ、特にNO(一酸化窒素)ブースター系は危険性が高いとの見解を示されていました。

また、ギャスパリ社のアナバイトは成分表に禁止薬物は表記されていないにも関わらず、使用していた選手が何人もドーピング検査で引っかかったそうです。

これは恐らく同工場で製造されている他商品の物質が混入したのではないかとの事。

事実、製造された時期によって検査に引っかかるものとそうでないものがあったそうです。

 

国産のサプリはまず大丈夫との事ですが、海外産のサプリを飲んでいる場合はJADAのサイトからアメリカのサプリメント検索ページUSADAに飛んで、チェックしておくべきとの事でした。

 

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病気などで禁止薬物を使わざるを得ない場合はTUE(治療使用特例)が認められれば大会出場も大丈夫になるとの事でした。

 

大会出場予定の方は担当医師に大会出場の旨と一緒にJADAのページを見せてくれとも仰っていました。

病院に行った際は伝え忘れないようにしましょう!

 

講習会は短い時間でしたが、講師の方の説明が分かりやすく、とてもタメになる時間でした。

ただ、パワーポイントでの説明中しょっちゅうウイルスソフトなどのアップデート要求がポップアップしてきているのは笑えました^^

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